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PFL工法

PFL工法

PFL工法

PFL工法は、既設老朽管渠内面に補強材を取り付け、その後、高密度ポリエチレン製のPFLパネルを設置し、既設管とPFLパネルとの隙間に高強度・高流動の注入材を注入することで老朽管を更生する工法です。
詳しい施工工程はこちらでご覧になれます。
 
PFL工法は建設技術審査証明を取得しています。

PFL工法の構造図

各材料の詳細説明をご希望の方は、こちらをクリックして頂くとご覧になれます。

特徴

耐荷能力の向上

更生後は新管同等以上の強度を復元します。

優れた耐摩耗性

硬質塩ビの約30倍の耐摩耗性を有します。
 
「PFLパネル」と「硬質塩化ビニル板」との比較を「JIS K 7204 プラスチック」磨耗輪による磨耗試験により行いました。
下表の数値からPFLパネルの耐摩耗性は塩ビの約30倍であることが分かります。
試験片
磨耗減量(mg)
PFLパネル
硬質塩化ビニル板
2.9
86.3

優れた耐薬品性

耐薬品性に優れ、更生管の耐久力が向上します。
 
「PFLパネル」は日本下水道事業団「下水道コンクリート構造物の腐食抑制技術及び防食技術指針・同マニュアル高密度ポリエチレン樹脂形成板の品質規格の規格値内に入る成績を示しています。
試験項目
成績(mg/cm²)
規格値
塩化ナトリウム
0.028
-0.05~0.05
硫酸
0.0099
-0.05~0.05
硝酸
0.011
-0.10~0.10
水酸化ナトリウム
0.0062
-0.05~0.05
エチルアルコール
0.097
-0.4~0.4

耐震に有効

表面部材の伸びと強度復元により、レベル2地震動にも効果を示します。

管路軸方向の耐震性能

PFL工法の表面部材であるPFLパネルの伸び(600%以上)にて、レベル2地震動で想定される地盤永久ひずみ、 1.5%及び地盤沈下による屈曲4°の挙動に対して割れ、ピンホール等が発生しないことを確認いたしました。

管路横断面方向の耐震性能

最大加速度800gal(兵庫県南部地震モデル)による応力分布
九州大学大学院構造解析学研究室の園田佳巨教授の指導の下、有限要素法による数値解析を行い、 更生前後の管路(円形・矩形きょ)の耐震性を比較した結果、PFL工法を老朽管に更生することにより、地震に対して有効と考えられます。

高い水密性

PFL工法の水密性試験

表面部材のPFLパネルは優れた水密性を有し、浸入水を防ぎます。
 
PFLパネルと目地部に0.1MPaの外水圧、内水圧をそれぞれ3分間にわたり加圧した所、漏水は確認できませんでした。

優れた施工性

円形管、矩形きょ、異形管など、あらゆる形状の管渠に適用可能です。

施工比較

施工前
施工中
施工後
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